昭和3年、まだ自然が多く残っていた八事を行楽地として開発した「実業家・江口理三郎」。
その理三郎が、静かな丘の上に建てた別荘が「八事石坂の家」です。
その別荘の設計を手がけたのは、東海地区で数多くの名建築を残した「建築家・丹波英二」。
洋館と日本建築の美が調和するこの邸宅は、近代建築の中でも貴重な文化遺産といわれています。
時代の息づかいを感じる洋館の意匠と繊細な日本建築の趣。
その融合には当時の世相や理三郎氏の先見性、そして若き建築家の情熱が息づいており、八事の丘に静かに佇むこの邸宅は、往時の華やぎを今に伝える数少ない存在として、今もなおその歴史を刻み続けています。
現在は「Restaurant Kamikura」として、美しい庭園を眺めながら本格フレンチを楽しめるレストランに。
築100年を迎えた今も優雅な佇まいを保ち、まるで時がゆっくりと流れているような心地よさを感じさせ、歴史と美食が出会う特別な空間は、訪れる人々を魅了し続けています。
八事に訪れた際には、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

