今回は、八事の8つの坂のひとつ「参道坂」をご紹介します。
「参道坂」は、八事交差点から北西へ伸びる国道153号(飯田街道)沿いの緩やかな下り坂。
八事山興正寺の参道(お寺に続く道)であったことが名前の由来です。


興正寺は、1686年に天瑞圓照(てんすいえんしょう)和尚が八事の地に草庵を建てたのが始まりで、後に、尾張徳川家2代目藩主・徳川光友の信仰を受け、尾張で最初の律宗寺院として創建されました。
尾張徳川家の祈願所としても知られ、参道には多くの参拝客が行き交ったといわれています。
「参道坂」が通るこの道は、かつて市電が走っていた八事地区のメインストリートで、現在は坂の地下を地下鉄鶴舞線が通っており、八事駅から伏見方面(いりなか駅方面)へとつながっています。
周辺には、油そば専門「店歌志軒さん」や、地元で愛される「東寿司さん」など人気店が並び、夕方から夜にかけては大学生の姿も多くにぎやかな雰囲気に包まれます。
八事の歴史ある坂道を散策しながら、八事の今を感じてみませんか?
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